2020年9月 アーカイブ

2020年9月28日 21時46分46秒 (Mon)

第26回 QFDシンポジウムで発表します 

お客様の期待を超える製品を実現するQFDの取り組みを11月に2回報告します.
  11/25 日科技連主催 クオリティfフォーラム2020 QFDシンポジウム
   11/27 品質工学会主催 技術戦略研究発表大会

以下は11/25のQFDシンポジウムの案内です
弊社の主力事業であるMFP(Multi-Function Printer)においては画質や用紙搬送などの当たり前品質は十分に確保されており、お客様の期待を超える魅力品質や一元的品質の実現が課題となっています。お客様の期待を超えるためには、お客様の生の声(RV: Raw Voice)をそのまま実現するのではなく、RVをベースにしながら潜在ニーズのVOC(Voice of Customer)を掘り起こすことが必要となります。当日は潜在ニーズを掘り起こすためのQFD活用の取り組みについて紹介します。さらに、将来のための新規事業の確立も経営課題となっており、我々は市場性とロバスト性確保を研究開発部門における技術開発の課題に設定した活動を継続しています。市場性確保に関しては、そもそもRVが存在しない新規市場における潜在ニーズのVOCを創造する必要があります。当日はQFDを活用したVOC創造の取り組みについても紹介します。

https://www.juse.jp/quality_forum/session/#day1-d-3

実はこの案内を出した後に新規事業立ち上げのブレークスルーを体験することができたのです.福原流QFDの効果を実感しました.当日はその最新状況を我々が報告します.ご期待ください.



2020年9月26日 10時47分30秒 (Sat)

ISMSのメリット・デメリット

日本企業がまだ国際競争力を維持していた20年以上前と現在との違いの一つにコンプライアンス管理の強化があります.その代表が情報セキュリティーの管理(ISMS)の徹底です.ISMSの強化は自社が単独で他社を圧倒する技術レベルにある場合にはメリットの方が大きくなると思いますが,今の多くの日本企業はそのような状況にあるとは思えません.

ISMS管理が今のように厳格ではなかった時代の様子をお伝えします.

LIMDOW-MOディスクの技術開発
1985~1990年代の初めにかけてニコンをはじめソニー,三菱電機,キャノン,などの日本企業が技術開発を競っていました.光ディスクの学会発表では各社から新しいアイデアが次々と発表され,業界全体がとても活気があった頃のことです.当時の学会発表は自社技術の戦略的な宣伝という狙い以外に,最先端技術に関する情報を交換することによって国内各社が同時にレベルアップしていくという隠れた狙いがありました.学会発表とは別のアフター飲み会の場を作って,競争の最先端を走っている技術開発の担当者が学会発表とは次元の異なる深い情報交換をしたこともあります.現在のISMSはこのような良い意味での情報交換を事実上禁止していると感じます.ISMSの徹底が日本企業全体の競争力低下の一つの要因になっているのではないかと感じます

地方の品質工学研究会
ここ数年の地方研究会の最大の問題が企業からのリアルな事例提供が激減してしまったことです.かつては「ここだけの話」という前提でリアルタイムで発生している生々しい問題や課題を共有化し,その解決策を研究会メンバーでディスカッションすることが普通に行われていました.このような本当の事例をたくさん体験することで本物のスキルが身につくのですが,残念ながら今はそのような機会がほとんどなくなってしまいました.これも品質工学への期待が低下してしまった一つの要因ではないかと思います.研究会を通じて得た情報で企業内の問題や課題を解決する機会が少ないという短期的なデメリットに加えて,研究会活動を通じたスキルアップも難しいという中長期のデメリットも生み出しています.


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TETSU
メッセージ
品質工学でブレークスルー
座右の銘
あきらめないこだわらない

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