最新技法CS-T法の狙い
たくさんある田口玄一博士の語録の中で実体験から最も納得できるフレーズがこれです.
「素性の悪いシステムを最適化してもロバストネスは得られない」
これは本質を突くとともに従来の品質工学の限界を示すフレーズでもあります.
機能性評価によって効率的に市場品質や量産品質を予測評価できます.
ロバストパラメータ設計によって効果的に性能とロバスト性の両立性を評価することができます.
しかし,新たなシステムや制御因子の考案を効果的に実施する方法は与えられていません.
それを可能にする技法がCS-T法です.
CS-T法は二つのステップからなります.
Step1 SN比などの目的特性と改善メカニズムを記述する現象説明因子の因果関係を把握する
Step2 把握した改善メカニズムに基づいて新たなシステムや制御因子を考案する.
同時に必要に応じて基本機能を追求する.

以下にCS-T法の実験計画のイメージを示します.

CS-T法は目的機能のロバストパラメータ設計にT法パートを挿入した構造となっています.
CS-T法では直交表を解析対象とはせず,サンプル作成条件表として活用します.
制御因子を直交表に割り付けることによって,少ない実験回数で現象説明因子と目的特性の値を大きく変化させます.
これによって,T法解析の精度を確保できる必要最小限の実験回数で,ロバスト性や性能と現象説明因子の因果関係を把握することを可能にします.
これまでの技術開発で当然のように実施されてきた不具合のメカニズム解明はもぐら叩きに陥るリスクが極めて高いのです.
顕在化した不具合に注目するのではなく,改善メカニズムに注目し,それを定量的に把握することによってシステムや制御因子を発想する的確性を向上させることがCS-T法の狙いです.
創造性と効率性を両立する技法がCS-T法なのです.
また,CS-T法によって基本機能を実験的に追及することも可能となります.
これまで基本機能は技術者が発想するものとされてきましたが,
目的機能の代用となる基本機能を発想することが難しいという現実があります.
また,発想できたとしても計測できないケースもたくさんあります.
基本機能の追求は技術の本質を理解しようとする活動ですから,それ自体はとても有効性が高いのは間違いありません.
しかしながら,基本機能を目的機能の代用として,ロバスト性を評価するものさしにする場合は慎重な判断が必要です.
目的機能の計測特性との因果関係が十分ではない現象説明因子を基本機能の計測特性として定義してしまうと,技術開発の方向を誤ってしまうことになります.
また,製品設計段階では十分な改善効果を得られないことにもなってしまいます.
CS-T法によって誤った基本機能を定義してしまうリスクを大幅に低減することも可能となります.
詳しくはこちらをどうぞ.
タグチメソッドによる技術開発 細川 哲夫(著/文) - 日科技連出版社 | 版元ドットコム
CS-T法に関する疑問,質問があれば遠慮なく”CONTACT"からどうぞ
「素性の悪いシステムを最適化してもロバストネスは得られない」
これは本質を突くとともに従来の品質工学の限界を示すフレーズでもあります.
機能性評価によって効率的に市場品質や量産品質を予測評価できます.
ロバストパラメータ設計によって効果的に性能とロバスト性の両立性を評価することができます.
しかし,新たなシステムや制御因子の考案を効果的に実施する方法は与えられていません.
それを可能にする技法がCS-T法です.
CS-T法は二つのステップからなります.
Step1 SN比などの目的特性と改善メカニズムを記述する現象説明因子の因果関係を把握する
Step2 把握した改善メカニズムに基づいて新たなシステムや制御因子を考案する.
同時に必要に応じて基本機能を追求する.

以下にCS-T法の実験計画のイメージを示します.

CS-T法は目的機能のロバストパラメータ設計にT法パートを挿入した構造となっています.
CS-T法では直交表を解析対象とはせず,サンプル作成条件表として活用します.
制御因子を直交表に割り付けることによって,少ない実験回数で現象説明因子と目的特性の値を大きく変化させます.
これによって,T法解析の精度を確保できる必要最小限の実験回数で,ロバスト性や性能と現象説明因子の因果関係を把握することを可能にします.
これまでの技術開発で当然のように実施されてきた不具合のメカニズム解明はもぐら叩きに陥るリスクが極めて高いのです.
顕在化した不具合に注目するのではなく,改善メカニズムに注目し,それを定量的に把握することによってシステムや制御因子を発想する的確性を向上させることがCS-T法の狙いです.
創造性と効率性を両立する技法がCS-T法なのです.
また,CS-T法によって基本機能を実験的に追及することも可能となります.
これまで基本機能は技術者が発想するものとされてきましたが,
目的機能の代用となる基本機能を発想することが難しいという現実があります.
また,発想できたとしても計測できないケースもたくさんあります.
基本機能の追求は技術の本質を理解しようとする活動ですから,それ自体はとても有効性が高いのは間違いありません.
しかしながら,基本機能を目的機能の代用として,ロバスト性を評価するものさしにする場合は慎重な判断が必要です.
目的機能の計測特性との因果関係が十分ではない現象説明因子を基本機能の計測特性として定義してしまうと,技術開発の方向を誤ってしまうことになります.
また,製品設計段階では十分な改善効果を得られないことにもなってしまいます.
CS-T法によって誤った基本機能を定義してしまうリスクを大幅に低減することも可能となります.
詳しくはこちらをどうぞ.
タグチメソッドによる技術開発 細川 哲夫(著/文) - 日科技連出版社 | 版元ドットコム
CS-T法に関する疑問,質問があれば遠慮なく”CONTACT"からどうぞ
- HOME
- 最新情報
- ブログ再編集記事
- 企業様向け講演 技術者マネジャー向け
- 企業様向け講演 組織長向け
- 公開セミナーのご案内
- 新連載 品質工学による技術開発
- ブログ
- 企業様向け 技術人財育成セミナー 1
- 企業様向け 技術人財育成セミナー 2
- 企業様向け SN比計算力修得セミナー
- 最新技法CS-T法の狙い
- 新しい品質工学の方向性
- プラットフォーム"T7"とは
- プロフィール
- 受賞履歴
- 主な査読付き論文
- 著書
- CONTACT
- リンク
プロフィール

- ニックネーム
- TETSU
- メッセージ
- 品質工学でブレークスルー
- 座右の銘
- あきらめないこだわらない
最近の記事一覧
アーカイブ
2024年
携帯用QRコード
