ダイソンの扇風機

2019年8月26日 10時20分48秒 (Mon)

ダイソンの羽のない扇風機
あのような革新的な製品を創り出す組織の仕組みや文化に興味があり調べたことがあります.
日本企業とは異なるいくつかの仕組みや文化があることは間違いなさそうです.
その中の一つが開発目標の設定です.

目標管理制度を導入した日本企業のほとんどはできるだけ数値化された定量的目標の設定が要求されます.
しかも個人レベルかつ半年単位で.
ありがちな目標設定は,
 消費電力を現状維持しながら風量10%UP
のような一元的品質と当たり前品質の両立改善かと思います
手段は羽の形状の最適化です
このような目標設定が横並び競争を引き起こすわけですが,
そもそも目的特性の計算が可能で手段が特定の設計空間内の形状最適化であれば,
自動最適化ツールが最適解を出してくれます.
技術者の創造性は必要ないのです

ダイソンの扇風機が創られた目標設定は,
 快適な送風体験を実現せよ
です.
抽象的な目標設定なので実現手段の考案の前に快適な送風体験とは何かについての研究活動が必要になるはずです.
人間が快適と感じる空気の流れを理想機能として定義した後に,その理想を実現する手段を発想するという流れで羽のない扇風機が実現したのだと思います.

福原流QFDのVOCと共通性がありますね




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