BCG仮説と西堀流

2020年4月12日 16時27分03秒 (Sun)

このような状況の中,日本ワクチン学会は真偽が科学的に確認されてない,
つまり医学的なメカニズムで記述される因果関係が明確になっていないという理由で,
その活用は推奨しないというコメントを出しています.
オランダなどの他国の対応とはまったく異なっています.

http://www.jsvac.jp/pdfs/kenkai.pdf

この日本ワクチン学会のコメントを見て,
西堀先生の”忍術でもええで”を思い出しました.
解決方法をどんどん発想して,効果がありそうなら因果関係の明確化の前に適用する,
というアプローチです.
1回目の南極越冬ではこの考え方で直面する困難を乗り越えたのです.
死に直面する場面ではこのような予測対応が生死を分けるものだと思います.

そもそも因果関係を把握する目的は何かについて考えてみます.
純粋な学問追求のために因果関係の研究をしている状況ではないのでこれは論外として,
因果関係を明確にしないと効果の有無の判断ができないという考え方が根底にあるのではないかと思いますが,
今は専門領域の学問的な判断ではなく,
経済的な損失で判断すべき時だと思うのです.

L1=BCGを使用した際の損失=使用コスト+副作用による損失
L2=しなかった場合の損失=救えたはずの命
L1よりL2が何百倍以上も大きいのであれば実施すべき
という判断です
これが田口先生の損失関数の考え方です.

また,技術開発の場での因果関係把握の目的はシステムや制御因子などの手段を考案することです.
今はBCGという大きな効果を持つでろう制御因子があることがわかっているのですから,
因果関係の把握を優先する意味がありません.


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