第13回 品質工学技術戦略発表大会での発表報告
2020年12月5日 15時46分01秒 (Sat)
11/27に開催された第13回品質工学技術戦略研究発表大会での発表報告です,
タイトル
「DFSSをベースとした技術開発プロセスの実践 ~既存事業から新規事業へ~」
㈱リコー 細川哲夫,渡辺誠,高内正恵
リコーインダストリアルソリューションズ㈱ 成田博和
発表:細川
今回の大会は大きく以下の3つのセッションからなります.
1)DFSSの概要と実践研究
2)マツダをはじめとする広島地区での品質工学の新展開
3)パネルディスカッション
この発表はDFSSセッションでの実践事例の研究報告という位置づけです.最初に田口伸さんからDFSSの概要説明があり,それを受けて最新事例の報告をさせていただきました.以下が発表の概要です.
1. DFSSを活用する狙い
お客様の期待を超える製品を継続的に実現すること
IDDOVの二つのDの順番を逆にして,Develop Conceptの次にDefine Requirementを実施することによって既存事業で蓄積した技術を新たな市場に活かし,新規事業を立ち上げること
2.技術を創りこむプロセスの提案
小型折り機構とLIMDOW-MOの技術開発事例を対象に,R-FTAと公理設計を実施し,新たな技術手段を考案する的確性が向上する効果を確認した上で,以下のPDSAサイクルを提案しました
P:システムと制御因子の決定
D:システムの課題抽出 ロバストパラメータ設計活用
S:ロバスト性の改善メカニズム把握 CS-T法活用
A:新たなFunction Requirement(源機能)考案とシステム創造
R-FTA, 公理設計,Pugh,TRIZなどを活用
3.市場とVOCを創造するプロセスの実践
シーズ技術から新規市場を創造するための新たなプロセスを提案しました.QFDシンポジウムでの発表内容をベースにして,新規市場創造までのステップをより汎用化させた内容です.福原流QFDの考え方とプロセスを応用しています.その先行事例として,プロジェクター向けのキーテクノロジーであるMicro Lens Arrayを各種ライトや照明市場に投入する取り組みを紹介しました.今後は本ステップを社内の様々なシーズ技術に活用し,新規事業の立ち上げを加速したいと考えています.
4.まとめ
お客様の期待を超えるためには”手法”ではなく”技法”の活用が重要になってくる.
手法:手順を間違えなければ誰でもほぼ同じ結果が得られる 製品設計段階のパラメータ設計など
技法:鬼に金棒の金棒 鬼が主役 金棒は重たいのである程度力のある鬼でないと振り回せない 振り回していると力がつく
これまでの品質工学の領域を超えた内容でしたので,多くの参加者にとって新鮮な内容だったと思います.
本内容は商品開発プロセス研究会のWG2における今後の研究テーマとして取り上げる予定です.
タイトル
「DFSSをベースとした技術開発プロセスの実践 ~既存事業から新規事業へ~」
㈱リコー 細川哲夫,渡辺誠,高内正恵
リコーインダストリアルソリューションズ㈱ 成田博和
発表:細川
今回の大会は大きく以下の3つのセッションからなります.
1)DFSSの概要と実践研究
2)マツダをはじめとする広島地区での品質工学の新展開
3)パネルディスカッション
この発表はDFSSセッションでの実践事例の研究報告という位置づけです.最初に田口伸さんからDFSSの概要説明があり,それを受けて最新事例の報告をさせていただきました.以下が発表の概要です.
1. DFSSを活用する狙い
お客様の期待を超える製品を継続的に実現すること
IDDOVの二つのDの順番を逆にして,Develop Conceptの次にDefine Requirementを実施することによって既存事業で蓄積した技術を新たな市場に活かし,新規事業を立ち上げること
2.技術を創りこむプロセスの提案
小型折り機構とLIMDOW-MOの技術開発事例を対象に,R-FTAと公理設計を実施し,新たな技術手段を考案する的確性が向上する効果を確認した上で,以下のPDSAサイクルを提案しました
P:システムと制御因子の決定
D:システムの課題抽出 ロバストパラメータ設計活用
S:ロバスト性の改善メカニズム把握 CS-T法活用
A:新たなFunction Requirement(源機能)考案とシステム創造
R-FTA, 公理設計,Pugh,TRIZなどを活用
3.市場とVOCを創造するプロセスの実践
シーズ技術から新規市場を創造するための新たなプロセスを提案しました.QFDシンポジウムでの発表内容をベースにして,新規市場創造までのステップをより汎用化させた内容です.福原流QFDの考え方とプロセスを応用しています.その先行事例として,プロジェクター向けのキーテクノロジーであるMicro Lens Arrayを各種ライトや照明市場に投入する取り組みを紹介しました.今後は本ステップを社内の様々なシーズ技術に活用し,新規事業の立ち上げを加速したいと考えています.
4.まとめ
お客様の期待を超えるためには”手法”ではなく”技法”の活用が重要になってくる.
手法:手順を間違えなければ誰でもほぼ同じ結果が得られる 製品設計段階のパラメータ設計など
技法:鬼に金棒の金棒 鬼が主役 金棒は重たいのである程度力のある鬼でないと振り回せない 振り回していると力がつく
これまでの品質工学の領域を超えた内容でしたので,多くの参加者にとって新鮮な内容だったと思います.
本内容は商品開発プロセス研究会のWG2における今後の研究テーマとして取り上げる予定です.
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