CS-T法とModel Based Development
2021年12月1日 13時48分38秒 (Wed)
一つ前のブログで品質工学とMBDは根本的な部分で共通性があることを述べました.2015年に品質管理学会の学会誌に論文掲載され,品質技術賞をいただいたCS-T法とMBDの共通性についても触れたいと思います.
CS-T法は目的機能を目的特性としたパラメータ設計にT法パートを追加し,そこに改善メカニズムを記述する因子である現象説明因子を取り上げます.実験計画はパラメータ設計の拡張版のようにも見えますが,CS-T法の狙いは最適化ではなく,目的特性と現象説明因子の因果関係を把握し,改善メカニズムを理解することによって,新たなシステムや制御因子を発想することです.直交表の役割は少ない実験回数で現象説明因子と目的特性の値を大きく変化させるサンプルを作成するためであり,解析対象にはしません.よって十分な精度でT法解析が実施できれば直交表実験を途中で打ち切ることも可能です.
CS-T法によって性能やロバスト性を確保するための新たなシステムや制御因子を発想する的確性を向上させることが可能となります.その狙いはMBDとまったく同じなのです.MBDでは目的機能を実現する理想の状態を源機能として定義し,源機能として定義された理想の状態を実現する形を創造するとしています.ところが,技術蓄積が少ない技術開発段階では目的機能と因果関係を持つ源機能を定義することが困難な場合も多々あります.そのような場合にCS-T法が有効となります.MBDにCS-T法を取り入れることによって,源機能を実験的に追及するアプローチです.

CS-T法は目的機能を目的特性としたパラメータ設計にT法パートを追加し,そこに改善メカニズムを記述する因子である現象説明因子を取り上げます.実験計画はパラメータ設計の拡張版のようにも見えますが,CS-T法の狙いは最適化ではなく,目的特性と現象説明因子の因果関係を把握し,改善メカニズムを理解することによって,新たなシステムや制御因子を発想することです.直交表の役割は少ない実験回数で現象説明因子と目的特性の値を大きく変化させるサンプルを作成するためであり,解析対象にはしません.よって十分な精度でT法解析が実施できれば直交表実験を途中で打ち切ることも可能です.
CS-T法によって性能やロバスト性を確保するための新たなシステムや制御因子を発想する的確性を向上させることが可能となります.その狙いはMBDとまったく同じなのです.MBDでは目的機能を実現する理想の状態を源機能として定義し,源機能として定義された理想の状態を実現する形を創造するとしています.ところが,技術蓄積が少ない技術開発段階では目的機能と因果関係を持つ源機能を定義することが困難な場合も多々あります.そのような場合にCS-T法が有効となります.MBDにCS-T法を取り入れることによって,源機能を実験的に追及するアプローチです.

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