手法・技法・仕組み その1

2022年4月20日 10時22分23秒 (Wed)

 技術領域で活用されるツールや方法論は様々あります.例えば,品質工学分野ではパラメータ設計,機能性評価,許容差設計,MT法,T法から最近ではCS-T法も活用が進んでいます.品質工学分野以外では,QFD,TRIZ,実験計画法,多変量解析,統計的検定,等々たくさんの方法論やツールが存在します.これらのツールや方法論を有効活用活するためには,各ツールや方法論の特徴を理解した上で,マネジメントの関与のレベルや活用の時間軸の設定をしていく必要があります.かつて,多くの企業がパラメータ設計を中心とする品質工学の推進をトップダウンで進めましたが,トップダウン体制がなくなると活用が激減してしまうという企業がほとんどという現実があります.つまり,効果を実感して,リピーターとなってくれる技術者が少ないという現実があるのです.この事実をしっかりと受け止めて,今後に生かすことも品質工学会としての重要な取り組みになります.
 
 エネルギー比型SN比,CS-T法,T7など品質工学は現在でも進化しており,従来以上の活用効果が期待できるようになったきました.是非とも多くの技術者の皆様に活用してほしいと願っておりますが,活用方法を誤ると効果実感なく,リピータになってくれないという過去の失敗を繰り返してしまうかもしれません.それを避けるために,各ツールや方法論を手法・技法・仕組みという切り口で分類することが有効であろうと考えています.以下にこの3つの違いを簡単に説明します.

手法:正しい手順に従って正しい結果を得るツール 
技法:アレンジや工夫をすることによって役立つ結果を得るツールや方法論 
仕組み:意思決定を含むプロセス

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