手法・技法・仕組み その2

2022年6月16日 17時01分03秒 (Thu)

 かつての欧米企業は個人の自律的な力が重視され,結果が良ければプロセスは問わないというマネジメントが主流でした.しかし,1980年代以降,日本製造業の国際競争力が高まり,多くの欧米企業が日本に注目し日本から学んだのです.日本から学んだ最も重要なことが「良いプロセスが良い結果を継続的に生み出す」という考え方であったと思います.よいプロセスとは,例えばTQMや方針管理のような全体最適化を取り入れた組織活動です.欧米企業はタグチメソッドやQFDなどの技法やTQMや方針管理などの仕組みを日本から学び,それを自分達流にアレンジしてDFSSなどの技術開発の仕組みを構築し,実践活用しています.

 その一方で,失われた30年間で多くの日本企業は,かつての欧米企業の合理主義経営の考え方を良しとし,結果が良ければプロセスは問わないマネジメントを導入しました.本来のマネジメントとは,結果の責任を問うことではなく,良い結果を生み出す仕組みや技法を活用できる人財を育成することにあると私は思います.人財が良い結果を継続的に生み原動力です.今,日本の製造業は欧米企業から学び,自分達に合ったよりよい技術開発の仕組みを構築することが求められています.技術開発プロセスを設計するT7は,日本製造業がかつての輝きを再び取り戻す手段になると期待しています.

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